IPMX活動グループは、2025年NABショーを前に相互運用性の重要なマイルストーンをマーク

Alliance for IP Media Solutions (AIMS)とVideo Services Forum (VSF)は本日、Internet Protocol Media Experience (IPMX)仕様の開発と検証における重要なマイルストーンであるIPMX Tested Event 2025の成功を発表しました。

3月24日から28日までカリフォルニア州バーバンクのEvertzで開催されたこのマルチベンダー相互運用性イベントには、大手企業12社が参加し、IPMXテスト済みテストプランと主要なIPMX技術文書に基づく包括的な一連のテストをIPMXデバイスとシステムに実施しました。このイベントでは、映像、音声、システムの動作についてテストされたすべてのプロファイルで相互運用性が確認され、IPMXプロジェクトが次の段階に進むための重要な基礎が築かれました。

IPMXは、プロAVシステムをIPメディア・トランスポートの世界に導入するために設計された、オープンで相互運用可能な一連の仕様です。IPMXは、メディア伝送用のSMPTE ST 2110と、ディスカバリ、登録、制御用のAMWA NMOSスイートの実績ある基礎の上に構築されており、圧縮映像のサポート、簡素化されたシステムタイミング、HDCP、システムプロファイルなど、プロAVワークフローに合わせた必要不可欠な機能を追加することで、より実用的でスケーラブルな展開を実現します。

重要なことは、IPMXはST 2110およびNMOSからの逸脱ではなく、放送中心の導入に関連しがちな複雑さを軽減しつつ互換性を確保するための適応です。その目的は、より大きなプロAV市場にサービスを提供するメーカーやインテグレータが、ST 2110およびNMOS技術をより利用しやすく、相互運用できるようにすることです。

好調な結果は準備の合図

"今年のテストイベントの結果は、IPMXに参加する各社の献身と協力の証です。”とIPMX活動グループの会長Jack Douglass氏は述べます。”私たちは、IPMXを産業に向けて提供を急速にそして着実に進めています。そしてこれらの成功の結果、IPMXはプロフェッショナルAV市場が必要とする相互運用性と拡張性を備えたオープンなAV-over-IPソリューションを提供するものです。"

IPMXのテストイベント2025は、以前のテストイベントの勢いに基づき、仕様の強度を検証するだけでなく、IPMXテスト済テストプランを改良するための貴重な洞察も提供しました。NMOS試験の強化、インフラストラクチャーガイドラインの明確化、自動化の拡大はすべて、スムーズで信頼できる認証プロセスを確保するために優先的に実施されます。

参加企業はIPMX Early AdopterとIPMX Supporterバッジを獲得し、各社の製品や2025年NABショーのブースに誇らしげに掲示され、先進オープンスタンダードの推進に対するリーダーシップとコミットメントを強調します。