intoPIXは、放送用マルチストリームJPEG 2000コーデックを発表

2018年1月31日 10時48分 Nils Fingerによる 

FPGA JPEG 2000デコーディングとデジタルシネマ用のAES暗号化IPコアのリーディングプロバイダーintoPIXは、IBC 2007で超高密度、マルチストリーム、JPEG 2000のエンコーダとデコーダコアの発表により、放送事業への進化を示唆しています。  

2005年にDCI(Digital Cinema Initiative)の要件を容易に超える高性能シングルチップデコーダを発表して以来、intoPIXはデジタルシネマの展示やポストプロダクションにおけるJPEG 2000技術のリーディングプロバイダとしての地位を急速に確立してきました。この成果を受けて、intoPIXは今回、JPEG 2000コーデックとして別売りもしくはIPX-JPHD-Dデコーダとのコンビネーションで利用可能なコストパフォーマンスに優れたエンコーダIPX-JPHD-Eを発表しました。

取得、保管、コントリビューションなどの特定要求を満たすための簡素化でintoPIXのIPX-JPHDエンコーダの主な利点は、その強力なFPGA実装のコスト効率と品質です。

新しいintoPIXコアはXilinx®のFPGAプラットフォームをベースにしており、2007 年中に Virtex-5 TM テクノロジへの移行を決定したことから、コストとパフォーマンスの面でさらに大きなメリットをもたらします。

IPX-JPHD IPの主な特徴は、最高画質と卓越したパフォーマンスを組み合わせることで、HD解像度で最大120fpsのロスレス圧縮率を実現し、最大4つのHDコンテンツストリームを同時に処理するなど様々な圧縮比を含みます。 

さらに、Virtex-5 の強力な実装により、最大 4 つの HD-SDI、ASI、ギガビット イーサネット、または PCI Express インターフェイスへの任意の組み合わせを直接 I/0 にすることができます。

intoPIXのIPX-JPHDコアの仕様は、intoPIXブース番号9.520(ホール9)で公開しています。ブースでは、マルチストリームHDチャンネル管理機能のデモを行います。また、IPX-JP2K 2K/4Kイメージデコーダ、AESアセットデクリプション、2Kウォーターマークを1個のXilinx Virtex-5 FPGAに統合した展示をします。

intoPIXのJPEG 2000 IPおよびAES復号化ソリューションの全製品に関する情報は、Xilinx Incのスタンド#10.421でもご覧いただけます。

intoPIXについて

intoPIX は、高品質、高スループット、高価値のデータストリームのためのセキュアなハンドリングツールの開発と販売を使命とする独立系の画像テクノロジー企業です。

intoPIXは、デジタルシネマにおけるJPEG 2000画像処理、AESコンテンツ暗号化、ハードウェアエンフォースメントのリーディングプロバイダーとなり、現在では放送分野における高品質で費用対効果の高い画像処理ソリューションをリードしています。

intoPIX アソシエイトはOpen JPEG.orgで積極的な役割を果たしており、JPEG 2000の科学論文を頻繁に投稿しています。

ベルギーのルーヴァン大学(UCL)とのユニークな関係を通じて、intoPIXは同大学の高度な圧縮、暗号、マイクロエレクトロニクス研究室の世界的な専門知識を活用することができます。